僕は割と最近スカイ電子に入ったので、会社の歴史とか成し遂げてきたことを全然知らなかったのですが、古いサイトのデータとかを調べていたらびっくりしました。
なんとスカイ電子は人工衛星のパーツを作っていたようなのです。実家の近くにJAXAがあり、宇宙開発のドキュメンタリーや、アポロ13とかの映画をDVDを買って、メイキング映像も何度も見返してしまうような自分としては、なかなか盛り上がってしまいました。
2006年の2月22日に打ち上げられた、CUTE-1.7 + APDという人工衛星にその部品が使われていたようなのです。
…どんな人工衛星なんだろう?と思って調べてみたら、なんとサイズは20cm x 10cm x 10cm。意外と小さいのね。
それでも東工大の研究室で開発され、小さい中にいろんな機能が積み込まれていた、ハイテク衛星だったようなのです。そんな小さな中に組付けなきゃいけない精密コイル部品に選んでいただけるとは、なかなかすごいことなのではありませんか。
アポロ13の映画だったか、ドキュメンタリーだったか忘れたけど、宇宙船で爆発が起こった時に、「開発に携わったチームだけでなく、ネジ1本作った業者も全部連絡取るんだ」とかいうようなことが言われていたような気がします。宇宙プロジェクトには本当にたくさんの人たちがかかわっていて、CUTE-1.7 + APDも、そういう無数の人々の希望を乗せて宇宙に飛び出したのだな…と思いました。
コイルは、ほこりや汚れが付かないように気を付けて作るけれど、分子のレベルとかで見れば、宇宙に行ったコイルには、スカイ電子の先輩の皮膚細胞のかけらだった分子が一つくらいはくっついていて、宇宙に飛んで行ったのかなあ。そして、2009年に大気圏再突入した時に流れ星になったのかもしれません。
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